ライター塾アドバンスコースエッセイ講座

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第2期ライター塾アドバンスコースに、寒竹泉美先生がエッセイ講座の講師として登壇されるということで受講生として参加させていただきました!

寒竹泉美先生プロフィール

京都在住の小説家。理系ライター(チーム・パスカル所属)。医学博士(京都大学)。プライベートでは、白猫のおもちを飼っている。

HP

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寒竹先生のことは、以前から小説を書く人として認識していて、小説講座を開催されていることも存じ上げていたのだけれど、講座の時間帯と日程がどうしても合わなくて、タイミングが掴めずにいました。
今回、江角さん繋がりでエッセイ講座を受講できてご縁をいただきましたが、このタイミングでエッセイ講座を受講できたことが本当に良かったなと感じています。

エッセイとは何か

「情報ではなく、あなたにしか出せない気持ちや考えを書いていくのがエッセイ」

「自分がどういう人なのかをさりげなく表現していくものエッセイの重要な『芸』のひとつ」

「エッセイでは読者に隠し事をしない」

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たくさん重要なことを教えてもらったのですが、私が印象的だったこの3つを挙げてみました!

私は算命学を学んでいるので、算命学で例えたくなるのですが、公の情報やニュースなど、個人の考え・主観が一切入らない伝達を司るのが「鳳閣星」であり、個人的な考えや感想を交えて伝える伝達を司るのが「調舒星」といわれています。
エッセイは「調舒星」のジャンルに分類されるものなのですが、人体星図の中央が鳳閣星・東方が調舒星の私としては、エッセイを書きたい、私の良さを活かせる場所はエッセイなのではないかと感じていました。(東方は仕事の場所であり、他人と関わる場所でもあるので)

寒竹先生の講座は、前もってエッセイの課題があり、寒竹先生から課題エッセイを添削してもらえるという特典付きだったので、ワクワクしながら取り組みました。
参加者一人ひとりに添削と直接お話をしていただけるのですが、添削を受けてあまりにも私自身の感情が描かれていないことに自分でも驚きました。自分の考えは明確にあるのですが、感情の方が置き去りになってしまっていて、五感を文章で表現することの難しさにぶち当たりました。

また、自分がどういう人間かをさりげなく表現していく部分で、このさりげなくが難しいのです。
私は、ブログを書くことが多いので、ブログの読者に向けて、ある程度私の人となりを知ってくれている人に向けた文章を書いているので、自分がどういう人間かを毎回文章中に織り込む、しかもさりげなく!というハードルの高さを痛感しました。
正直、身バレしたくないけれど、少し書けば身バレするようなプロフィールなので、本当に悩みどころです。

これは、その次の「エッセイでは隠し事をしない」にも通ずるところがあって、「書けないことは最初から書かない」と教えてもらったのですが、本当にその通りで中途半端に公開すると読者に不親切です。かといって、思い切って書くと身バレが危ういので、結局思いきれずにいる宙ぶらりんな状態の私ですが、こちらもグサグサ心に刺さりました。

エッセイだと思っていたけれど、エッセイではなかった

そして、一番今回勉強になったのは、添削をしていただいて私の文章はエッセイではなくて、大学のレポートだなと感じました。

大学のレポートって、講義を受けたり、指定の書籍を読んだりして、「私はこう思います」「私はこう考えます」を表明しながら、講義の内容や書籍の内容を引用しつつ、自分の考えを明確にしていくものだと思っているのですが、正に!私は大学時代から文章が全くもって成長していないことに気付きました。
そして、私はレポートのような書き方が好きで、「私はこう考えます」を残しておきたいのだなと感じました。
添削をしてもらって、これはエッセイではないなと感じましたし、自分の考えはあれど、文章中の”私”がほとんど透明人間になって見当たらず「誰が書いた文章なのか」がわからなくなっていたのも致命的でした。

私はよくエッセイを購入して読むのですが、誰が書いたエッセイかがわからなければ、そもそもエッセイというジャンルを手に取ることはないわけです。
私の文章は、”誰が”がいなくて、”考え”だけあって、正に匿名のSNS状態です(苦笑)
旧・Twitterじゃないんだから・・・と一人でツッコミを入れつつ、寒竹先生の添削が自分でも薄々感じていた部分にも赤字を入れてもらえて「納得」の添削でした。

赤字のありがたさ

こうして重大な気付きを得て、自分の文章が磨かれていくので感謝しかないのですが、赤字を入れてもらえることのありがたさが分かるようになったのは、恥ずかしながら、つい最近です。

ライター塾・アドバンスコース・さとゆみゼミからの、ライターとしての仕事を通して、赤字を入れてもらえることにどんどん慣れていきました。
最初は、境界線の問題が自分の中に生々しく存在していたので、赤字を入れられること=自分を否定されていると感じてしまい、それはもう苦しかったのですが、江角さんのライター塾で自己分析ノートをやりつつ、さとゆみゼミで1000本ノック(例えです)をやりつつ、自分の心の未発達な部分にメスを入れていく感覚で、ガシガシ鍛えられていきました。

これがエッセイ講座前に解消されていなかったら、私は赤字で勝手に撃沈していたと思います。
余程「自分はダメだ」をやりたかったのでしょうね。最近は、もうそこまで思わなくはなりました。本当に赤字のありがたさを痛感しています。

気持ちを言葉にする

エッセイ講座を受講して、自分の感情が全く文章化されていない、そして自分でも無自覚だということが重々わかったので、これからの課題としては、私の感情をノートに書き出したり、少しずつ感情のアウトプットをしていこうと思います。
自分の文章をより良いエッセイにしていくために。

江角さん
江角さん

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