舞台が変わる瞬間

前回の続きです。前回のお話はこちら。

”過去の思い込み”に気付いて、そのきっかけとなったことに気付くと世界は変化する。

厳密に言うと、気付くだけで変化を起こすのだが、腑に落とすことが重要だ。
無意識に「認めたくない」と客観的に自分の感情や思い込みを見ている。

共感し、受容すること

まず、その時の自分に対して共感する。
怒りが強すぎると、共感など到底できない場合もあるが、その場合は怒りすら認める。

とにかく、受容をしていく。

すると「認めたくない」ということも「認める」ということが起こる。

無意識だった意識が、顕在化してきたということは「解消する準備が整いましたよ」ということだと私は思う。
”過去の思い込み”を抱えたままでは、この先に進んでいけないだろうから、ここで解消していきましょうよ、という粋な計らいだ。

誰からの計らいかと聞かれるとわからないし、壮大な宇宙設計者とでも呼ばせてもらおうか。

粋な計らいのおかげで、現実の私はイライラモヤモヤしながら、”過去の思い込み”を解消していく。

思い込みを解消した合図

「思い込みを解消した時に、どうやったらそれが解消できたとわかるのか?」

とよく聞かれるのだが、舞台が変わるというのは、合図がある。
周りの人の発する言葉、行動にそのヒントが隠されている。

私の事例

私は先日、メガネを新調した。
メガネのレンズ塗装が剥げてきていて、フレームも傷だらけ。
春先に思い腰を上げてメガネを新調したら全く目に合わず封印。けれど騙し騙し使ってきたことが困るようになってきた。


私は、結構特殊なレンズなので店頭に在庫がなく、完全受注生産というお高い目をしている。
そういった理由から、検眼してメガネを本格的に新調するのは実に数年ぶりだった。
メガネフレームも、「無難に。あまり変わり映えしないように。前回と全く同じ物を・・・」といつも同じように廃盤になるまで注文し、廃盤になったら似たものを探して、周りから見て変じゃない物、似合う物をと思ってきた。

それが、今回はメガネ店を変えたこともあり(天中殺中なので紹介で)
「どれが似合いますか?」
と聞いたら、
好きなものを選んだら良いんですよ。今はね、好きな物を選ぶ時代ですから」
と言われてびっくり!

じゅうろじ
じゅうろじ

好きなものを選んで良いんだ!!!!

と、目から鱗だったのだ。

好きな物を選んでいる、という人からしてみたら訳のわからない話だろうけれど、私は好きなものを選んできたつもりが、それが似合うかどうか、周りから見てどう思うか、といったことを最優先してきてしまったのだと気付いたのだ。

別に、周りから見た感性で、メガネが似合わなくても問題ないのだ。
周りから見る「メガネの似合う私」を基準にしてしまっていたことに愕然とした。
好きなデザインであれば、メガネを自由に選んだって良いのだ。
今まで、それができなかったということに気付かせてもらえた。

じゅうろじ
じゅうろじ

メガネはオーダー中。個性的なメガネにしたので仕上がったら画像アップします!

舞台が変わるとどうなるか

舞台が変わると今までの自分では考えられなかったようなことが起こる。
その合図が他人からの言葉ということが多い。

それに気付けるかどうかは、日常を凝らして捉えていく必要があるかもしれないが、気付かせてくれるメッセージはたくさん日常に溢れている。
メッセージを捉えていくこと、気付いていくことは、私にとって宝探しのようなものだ。

今の私に向けてのメッセージもあるし、舞台が変わったという合図もあるし、はたまた、まだまだ”過去の思い込み”である課題解消できてないですよ、というときもある。
どんな時でも世界は自分にメッセージを伝えてくれるので、そのメッセージに気付ける自分でありたいと思っている。

前回のブログの冒頭で述べたように、「人間は螺旋状に成長していく」ということで、解消した出来事も繰り返して同じようなことが起こることもあるのだが、その際は視座が違う。
螺旋状に成長しているため、物事に対する捉え方が同じように見えても少し角度が変わっていたりする。
だからこそ、そこは「解消できてなかった!」と思わずに捉えて何度でも向き合ってほしい。