子どもたちが春休み中にどうしても観たかった映画『SING ネクストステージ』。
前作も何度も見返して大好きな作品なので、続編というのはお客さん側からしてもドキドキするのです。
ディズニー作品だと、『カーズ』も『トイ・ストーリー』も『アラジン』も2はすごく良かったのですが、2じゃないほうがよかったのでは・・・という作品もいくつかあるし、2以降に続く作品はちょっと受け入れ難い・・・というような作品もあったりするので、見る側というのも緊張感があります。
ガッカリしたくないし、好きな作品を嫌いになりたくない。
でもきっと面白いはず!!と期待をして行きました。
春休みでガッカリは避けたい!!
期待以上の作品(ネタバレ注意)
結論から言うと、観て良かった!
お金を出して(我が家は子どもが多いので、それなりの金額を支出する)観に行って満足したという作品です。
むしろ、お金を出して良かった!!!
キャラクター設定とストーリーの詰め方(時間配分等)が少し甘く感じた部分もあって、ちょっとご都合主義すぎやしませんかね?という部分も見えたのですが、概ね大満足でした。
前作で活躍していた羊の親友とかが出てこなかったり、ちょっとライオン氏の声が個人的には高すぎて合わなかった・・・と思ってしまったのだけれど。キャラクターと声が乖離してしまっていて、そこがすごく残念だった。歌が上手いだけではなくて、そういう哀愁とか、キャラクターの性格や心理描写なんかを声だけで表現できる人を採用してほしかったなぁと思ってしまったり。
あと、オオカミがすごくやられキャラ的に描かれていて、そこも残念だったかな。
悪役にも振り切れず、バスター・ムーンの言うことを信じてくれたいい奴的な部分もあって。
ナナの言葉には、今回も勇気をもらいました。
前回も、ナナの描かれ方には尊敬の念みたいなものが感じられて、今回もナナに対してはしっかりとその気持ちが通った描かれ方をしていたので、そこはすごく素敵だなと感じました。
ジョニーの成長の部分もすごく良かったし、ジョニー自身が自分で合わないことをきちんと自覚した上で、リンダに頼んだ部分も感動しました。リンダの指導力もすごく良かった。
いきなり上級編に行かなくてもいいんだ、というニュアンスのあたりがすごく感動して。
私は上手に完璧にできない自分が嫌になったりするし、できないと落ち込むし、簡単なことから始めていいということが全く身についてないので、できることから少しずつ、自分に合ったことをやる、それだけでいいんだなぁと勉強になりました。
また、嬉しかったのがエンドロールにアニメーションを織り交ぜてくれることで、子どもたちも大変観やすくて良かったと思うのです。
製作者の方々に敬意を込めて、最後まで観る派ですが、子どもは退屈してしまうもの。
そんな時に、エンドロールもアニメがあれば飽きずに観られるので嬉しかったです。
映画は良いですね。
映画館は良いですね。
今年は、映画をたくさん観たいと思います。