『大河への道』映画鑑賞

ララ
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『大河への道』鑑賞してきました!

『大河への道』とは・・・

2022年5月に全国公開された映画で、キャッチコピーは「道に迷ったら この映画」。
脚本家が森下佳子氏。伊能忠敬の日本地図が作られた舞台裏を描く日本地図誕生秘話のお話。舞台は現代と江戸時代を行ったり来たりしながら進んでいく。
伊能忠敬、実は日本地図を完成させていなかった?誰が完成させたのか、そのドラマが存分に描かれています。

俳優は、中井貴一氏、北川景子氏、松山ケンイチ氏、立川志の輔氏(原作者)など豪華俳優陣。

名作落語が原作である。

購入したパンフレット

イオンのクレジットカード優待で、イオンシネマチケット購入がいつでも税込1000円!という特典を使って年間30枚まで購入できるのですが、面倒くさい手続き諸々を行なって映画鑑賞してきました。

伊能忠敬とは

千葉県香取市に所以のある人物で、17歳で婿入りし酒造業や金融業も発展させ、3万両(現在でいうと45億円)もの資産を築いた人物で、50歳から弟子入りし測量を始め、17年間をかけて日本全国を歩いて測量した人物。忠敬の死後に、地図は完成されたのだが、忠敬の想いを継承し完成させたと言われている。

ララ
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45億円!50歳から日本全国を歩いて測量!もう信じられない!!!

衛生写真などのない時代に、現在の日本地図との誤差、わずか0.2%!

あまりの緻密さに、ただただ驚くしかないのですが・・・。

『大河への道』パンフレット2ページより

坂道はどうやって計算するの?
歩幅が毎回69cmで歩いていたってどうやって?
曲線の道はどうやって測るの?

などなど、もう考えただけでも難しいようなことばかり。

劇中では、数々の測量のための道具が登場するのですが、江戸時代に三角関数を使ったり、分度器が登場したり(分度器のメモリが十二支で感動した!)北極星から天体観測を行なったり。
その道具がこの時代にこんな正確に測れる道具があったなんて!と感動しっぱなし。

そして、当たり前ですが紙に書いていくのも筆に墨をつけて書きますし、失敗したら書き直し。
デジタルではないので、本当に一発勝負なわけです。
劇中で、墨をこぼしてしまうシーンがあったのですが、観ているこちらがアナログイラストを失敗した時の気持ちになり、もう「うあああああ」と心がやられました。
そして、それをやり直していくのも根気がいる作業で。

ラストシーンで、上様に完成した地図を献上する際のシーンがもう感無量で・・・。
それまでの苦労などが、本編で描かれているのでこちらまで感情移入してしまって、「頑張れ!」と応援したくなるのです。

映画を観て学んだこと

50歳から若者に弟子入りして、測量を始めた忠敬さん。(敬意を込めて香取市の人々は、チュウケイさんと呼ぶそうな)

江戸時代(1700年代)の平均寿命は32歳、男性でも40歳くらいだったというのだから、忠敬さんがどれだけ凄いことをしているのかが分かりますよね。
49歳で隠居して、息子に家督を譲っているそうですが、それも凄いけれど。

人生、いつから始めても遅くない!

そして、17年の年月をかけてコツコツ作り上げたということ。
また、日本地図という後世に残る、日本の宝を作り上げようとスタートさせたのではなくて、最初は忠敬自身、「地球の大きさを知りたい」というロマンから始まったということ。(もう隠居してるしね、好きなことやりたいよね)

コツコツ継続していくうちに、情熱や何としても完成させねばという想いなどが重なってきて、このような芸術作品(と呼ばせて頂きたい)が作られたのだということ。

始めの一歩は小さくても良い!

継続していくことが大事!

そして、最も大切なことは・・・

「想い」は時を超える。人を動かす。

本当に、これに尽きると思います。

算命学を学んでいて、何度も言われるし、私も何度も書いていて耳にタコかと思いますが書きます。

精神は現実を連れてくる。

最近、算命学の師に言われたのが、「命式が先じゃない。何をしたいか”Want”が大切。その気持ちをどうやっていくか、星に当てはめていく」と言われました。

子どものホームスクールをしていた時も、「どういう想いで、それをやるのか」が大事だと思い、実践してきました。

想いというのは、人という存在がなくなったとしても、引き継がれていくものなのだと、今回映画を観て改めて感じたのです。

会社もそう、学校もそう。
理念や想い。それが根底にあって、それは飾りではなく、その想いに沿って現実がつくられていくもの。

私は、どういう想いを大事に生きていきたいの?
私は、どうしたいの?

これを問われた映画だったなと感じました。

6月30日までで公開が終わるところもあるそうなので、興味が出た方は是非劇場へ足を運んでみてください!